JAMネットワークは、子どもたちのコミュニケーション能力育成をめざして活動しています。子どもたちが自分の考えを持つこと、判断力を持つこと、それを相手にことばで伝える表現力を持ってほしいと願い、子どもを支える養育者にも展開しています。
ことばキャンプ®という、7つのチカラ(度胸力・論理力・理解力・応答力・語彙力・説得力・プレゼン力)のトレーニングプログラムを考案し、ことばを使って伝え合う力を身につけて、かけがえのない自分を大切にし自立していけるよう支援活動を行ってきました。
ことばキャンプ®で目ざしているのは、自分も相手も大切にするコミュニケーション(自尊他尊のコミュニケーション®)です。
現在、社会福祉施設等での実施をJAMネットワークが行い、一般の親子に対する活動を 株式会社Verba が展開しています。
自分の思っていることが言えずにいつもガマン、どうせ言ってもわからないからとあきらめてしまう人がいます。これではストレスがたまってしまいます。
反対に、自分の言いたいこと、やりたいことを優先して他の人は二の次。の人もいます。これでは、いつしか周囲の人から疎まれてしまいます。
虐待やいじめ、職場でのパワハラ、DVの夫(妻)、性暴力…いびつな人間関係の根っこには、自分も相手も大切にする自尊他尊の考え方に基づいたコミュニケーションが行われていないことがあります。
大人になってからでなく、子どものときから
自尊他尊のコミュニケーションを練習しましょう!
世の中には、外見はもちろん、性格や才能、考え方、意見がまったく違う人々が暮らしています。 「一人一人が主役」であり「多様性」が尊重される時代。お互いの違い=個性を尊重しながら、優れたところは認め合い、できていないところは支えあっていければ、もっと幸せな社会が実現できるようになります。
ことばキャンプ®とは、人とつき合っていくときにかかせない、コミュニケーションする力のトレーニングプログラムです。
米国の学校や家庭で行われていたオーラルコミュニケーション教育と異文化コミュニケーションを分析し、7つのチカラ(度胸力・論理力・理解力・応答力・語彙力・説得力・プレゼン力)のトレーニングを考案しました。
7つのチカラの強化によって、話すチカラ、聞くチカラを楽しく身につけていきます。
よその大人や初対面の人とも話ができるように、できるだけその機会を作る。
自分のことは自分で言わせてみる。
場数を踏むこと。
親が「子どもだから」と代わりに答えてしまうのは、せっかくの練習のチャンスを奪ってしまう。
プツンプツンと切れた言葉ではなく、筋道の通った話し方ができる力。話すときの核になる力だ。
自分を見つめて何が言いたいのかはっきりさせ、それを相手に伝わりやすいように筋道をたてる。
ロジカルシンキングの土台は、主語と述語の入ったセリフを心がけることだ。
子どもが自分で考えるようになるためには、頭ごなしに叱らずに「何があったの?」と問うことを心がけたい。
ただ音として聞き流すのではなく、理解しようとして聞く力は小さいときからのが大切。
この力は、コミュニケーション能力の要になる力だ。
子どもの聞く力を養うには、親の話し方も重要だ。
小言や命令ばかりでは、子どもは聞く耳を閉じてしまう。
相づちを打ったり、質問したり、人の話に応える力。
あいさつができたり「ありがとう」「ごめんなさい」がスンナリ出てくることが、いいコミュニケーションのスタートだ。
親の応答力が子どものお手本になっている。
言葉をたくさん知っていることは、表現力の基本。
本を読んだり、ことば遊びをたくさんして、言葉への興味を持たせる工夫をしたい。
相手を説得するための力。
言いたいことを順番に並べたり、あったことと思ったことを分けるなど、大人でもためになる実践的なスキル。
冷静に話し合いをするための、力にもなる。
わかりやすく話す努力を子どもと一緒にしたい。
声や顔の表情、小道具などでの演出、といった、言葉以外の表現力。